トウガラシのちいさな旅 ボーダー文化論  越川芳明 白水社

発行年:2006年発行

出版社:白水社

状態:【並み】お読みいただく分には問題ありません

詳細:帯袖に折れあり カバー表紙まわり若干のヨレ・イタミあり カバー裏表紙に絵の具かニスの様なシミ・ヨゴレあり 本文は使用感少なくきれいな状態です A5判

出版社からのコメント
本書は、米国・メキシコ国境、中米、モロッコ、沖縄など、[境
界]を精力的に現地調査してきたアメリカ文学者が、[ボーダー文学・映
画・音楽]について語り尽くした、評論・エッセイ集。
「第一章
米国・メキシコ国境」では、メキシコシティに赴き、画家フリーダ・
カーロが描いた数々の名画の秘密に迫る。そしてアルバカーキでは、「唐辛子博
士」から唐辛子文化の奥深さを学び、『キル・ビル』などボーダーを舞台にし
た映画に目を凝らす。
「第二章
ラテンアメリカ」では、国境の町フアレスで、未解決の女性大量殺人
事件を「グローカル」に考える。そして、『モーターサイクル南米旅行日記』な
どを出版している太田昌国氏にインタビューし、[路上の紳士]チェ・ゲバラの
素顔をかいま見る。
「第三章
タンジール」では、モロッコへ旅立ち、伝説の鬼才ポール・ボウルズ
と出会い、自宅でのインタビューに成功する。そして、妻ジェインとの奇妙な
夫婦関係や、ボウルズ文学について本格的に論じる。
「第四章 オキナワ」では、作家の崎山多美や目取真俊、映画監督の中江裕司に
インタビューする。そして、沖縄という[シマ]とかれらの表現との関連性につ
いて思考をめぐらす。
「小さな唐辛子をあなどってはいけない」と本書は主張する。どの文章からも、
ジリジリする熱気、ヒリヒリする辛み、ネットリする濃度が味わえる。著者十
余年の軌跡が詰まった力作。「私家版
ボーダー文化論入門書50」を巻末に付
す。
型番 B171029
販売価格 800円(内税)
『SOLD OUT』 売り切れ/在庫なし

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2016年5月20日開店

               

「埼玉県古書籍同業組合」 加盟店

               

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